- 弱虫ペダルのアニメは公式に打ち切りが発表されたわけではなく、4期から5期までの約4年の空白期間と放送局の変更(テレビ東京→NHK)が打ち切り説の主な原因となっている。
- アニメ6期は原作64巻からのマウンテンバイク編と3年目への橋渡しを描く可能性が高く、放送時期は2025年後半~2026年初頭と予想される。
- 原作漫画は現在も連載中(累計3,000万部超)で、3年生編のインターハイが進行中であり、メディアミックス展開も継続していることから、今後も7期以降のアニメ化が期待できる。
参照:TVアニメ『弱虫ペダル LIMIT BREAK』 公式サイト
あの熱いロードレースアニメ「弱虫ペダル」。総北高校の小野田坂道たちの成長と友情、そして自転車競技の熱い戦いに魅了されたファンも多いはず。しかし、「アニメが打ち切りになった」という噂が一部で広がっています。そこで本記事では、弱虫ペダルのアニメが本当に打ち切られたのか、その真相と今後の6期・7期の展望について徹底解説します。

弱虫ペダルのアニメは本当に「打ち切り」なのか?
結論から言うと、「弱虫ペダル」のアニメは正式な打ち切りではありません。原作漫画も2025年現在で連載が続いており、両方とも公式に終了宣言がされたことはないのです。
しかし、なぜ「打ち切り」という噂が広まったのでしょうか?これには複数の要因が絡み合っています。
打ち切り説が生まれた3つの理由
4期から5期までの空白期間
弱虫ペダルのアニメは、第4期「弱虫ペダル GLORY LINE」が2018年6月に終了した後、第5期「弱虫ペダル LIMIT BREAK」が始まるまで約4年もの空白期間がありました。過去のシリーズ間のインターバルに比べて異例の長さだったため、「もうこのまま続かないのでは?」という不安が広がりました。
従来の放送パターンを見ると:
- 第1期:2013年10月~2014年6月
- 第2期:2014年10月~2015年3月(空白4ヶ月)
- 第3期:2017年1月~2017年6月(空白22ヶ月)
- 第4期:2018年1月~2018年6月(空白7ヶ月)
- 第5期:2022年10月~2023年3月(空白約4年)
この異常な空白期間が、ファンの間で打ち切り説が広まる大きな原因となりました。
テレビ東京からNHKへの放送局移動
第1期から第4期まではテレビ東京系列で放送されていましたが、第5期からはNHKに放送局が変更されました。この唐突な放送局の変更が「テレビ東京での放送が打ち切られた」という解釈につながりました。
実際、テレ東での弱虫ペダルは終了しているため、「テレビ東京での弱虫ペダルは打ち切り」という言い方なら厳密には成立します。しかし、これは放送局の移動であって、シリーズ全体の打ち切りではありません。
放送局が変わった理由については公式発表はありませんが、NHKの『アニ×パラ』という企画で「パラサイクリング×弱虫ペダル」のアニメを制作していたことが関係している可能性も指摘されています。また、『響け!ユーフォニアム』や『進撃の巨人』など、人気作品でありながら長期シリーズとなった作品がNHKに移動するという前例もあります。
4期最終回の構成
第4期の最終回は、第1期からの回想シーンが多く含まれる「まとめ的」な構成になっていました。これが「シリーズの総決算」と捉えられ、打ち切りの印象を強めました。実際には2年次インターハイ3日目のスタート直前という中途半端な位置での終了だったため、「区切り方が変」と感じるファンも多かったようです。
この最終回の構成については、テレビ東京での放送終了に対する制作陣の思いが込められていたという見方もあります。
弱虫ペダル アニメ5期の原作との違い
アニメ5期「弱虫ペダル LIMIT BREAK」では、原作マンガとは一部異なる展開がありました。特に、広島呉南工業の活躍シーンがカットされるという変更が行われています。これは2クールの放送時間内に収めるための措置と考えられています。
原作ファンからは「原作とアニメの違いが目立つ」「5期は原作と違う」という声も上がりましたが、ストーリーの根幹部分は忠実に描かれており、主要キャラクターたちの熱い戦いは十分に描かれました。
弱虫ペダル アニメ6期の可能性
6期制作が期待できる理由
弱虫ペダルのアニメ6期が制作される可能性は高いと考えられる理由がいくつかあります:
- 原作漫画の人気が健在
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弱虫ペダルの原作漫画は現在も『週刊少年チャンピオン』で連載中であり、累計発行部数は3,000万部を突破しています。2025年5月時点では93巻まで発売され、3年生編のインターハイが展開されており、盛り上がりを見せています。
- メディアミックスの継続
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グッズ展開や舞台版「ペダステ」などのイベントが継続して行われており、コンテンツとしての人気は衰えていません。特に舞台版は2012年以降、毎年開演され大盛況を博しています。アニメよりも集客が難しい舞台が継続できているということは、シリーズの人気が十分に維持されていることの証左です。
- 原作ストックの十分な蓄積
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5期の放送終了後、原作は十分に進行しています。アニメ6期を制作するための原作素材は十分にストックされているといえるでしょう。
6期の放送時期予想
アニメ6期の放送時期については、複数の要素を考慮すると2025年後半~2026年初頭が有力と考えられます。
過去の制作サイクルでは、アニメ1シーズンあたり原作約10巻分を消化するペースです。5期は原作53巻から63巻までを描き、6期では64巻以降(マウンテンバイク編)が描かれると予想されます。
ただし、公式の発表はまだないため、あくまで予想の範囲に留まります。弱虫ペダルシリーズは従来、10月(第1期・第2期)または1月(第3期・第4期)にスタートする傾向がありました。第5期が10月開始だったことを考えると、第6期も同様のタイミングでの開始が期待できるかもしれません。
6期で描かれる内容予想
6期で描かれる内容は、原作漫画64巻から始まると予想されます。主に次の内容が含まれるでしょう:
- マウンテンバイク編
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小野田坂道と新キャラクター・雉弓射の出会いから始まる新たな物語。峰ヶ山の旧道でのMTBレースや、吉丸雷音とのライバル関係など、新しい自転車競技の世界が描かれます。
- 3年目への橋渡し
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2年目のインターハイ後、3年目が始まるまでの新戦力の顔見せなど、次のステージへの準備段階を描きます。
- 第3世代スタート編
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新キャプテン就任と新たなチーム体制の構築、3年目に向けた準備が描かれることになるでしょう。
6期が10巻分(64巻~73巻程度)を消化すると仮定すると、マウンテンバイク編と3年目へのつなぎの部分までが描かれると予想されます。
マウンテンバイク編は、ロードレースとはまったく違う荒々しい道を走る競技で、アニメ映えする見どころの多いエピソードです。チームで走るロードレースと違って、マウンテンバイクのレースは一人で戦う孤独な競技。険しい道のりでの戦いを通じて坂道の新たな成長が描かれることでしょう。
弱虫ペダル アニメ7期の可能性
6期の続編となる7期についても、原作の進行状況を考慮すると可能性は十分にあります。原作は2025年現在、3年生編のインターハイに突入したところであり、今後も展開が続く見込みです。
7期の放送時期については、6期の制作・放送状況にもよりますが、早くても2026年末~2027年初頭になると予想されます。原作がさらに進行し、インターハイ1日目が終わるまで待つ必要があるでしょう。
アニメ1期あたり約10巻分のエピソードを消化するペースを考えると、6期が64巻から約10巻を描いた場合、7期は74巻以降からスタートする可能性が高いです。
7期では、いよいよ3年生編のインターハイ本番が描かれることになるでしょう。坂道がキャプテンを務める最後のインターハイ、ライバル校との熱い戦いが期待できます。特にインターハイ1日目の展開は原作でも非常に盛り上がっており、アニメでの表現が待ち遠しいシーンが多数あります。
また、アニメファンの間では「3年目で総北は優勝できるのか?」「箱学のリベンジはあるのか?」という声も多く、7期への期待は非常に高いといえるでしょう。
弱虫ペダル3年目アニメ化への期待
弱虫ペダルの原作漫画は現在、主人公・小野田坂道たちが3年生になり、最後のインターハイに挑む「3年目編」が進行しています。ファンにとって最も気になるのは、この3年目編がアニメ化されるかどうかでしょう。
原作の人気と、これまでのアニメ化の流れを考えると、3年目編のアニメ化も十分期待できます。特に、3年目は高校生活最後のインターハイであり、シリーズの集大成的な位置づけとなるため、アニメファンの期待も高まっています。
ただし、アニメは原作に追いつきすぎると制作が難しくなるため、原作の進行状況を見ながらの慎重な判断が必要になるでしょう。3年目編は2025年5月現在まだ進行中であり、完結までは時間がかかる見込みです。
3年目編の特徴として、以下のような魅力的な要素があります:
- キャプテン坂道の成長:1年生編では「弱虫」と称された坂道が、チームを率いるキャプテンとして成長した姿が描かれます。
- ライバル校との最終決戦:箱根学園をはじめとするライバル校との最後の勝負が描かれます。過去のインターハイでの因縁や友情が交錯する、感動的な展開が期待できます。
- 卒業後の進路:歴代の3年生の卒業後の進路も気になるところです。金城真護は洋南大学進学、巻島祐介はイギリス留学など、先輩たちはそれぞれの道を歩み始めています。坂道たちは卒業後どんな道を選ぶのでしょうか。
3年目編のアニメ化が実現すれば、弱虫ペダルの総決算として、ファンにとって最高の贈り物になることでしょう。
まとめ:弱虫ペダルのアニメは打ち切りではない
弱虫ペダルのアニメが打ち切りになったという噂は、4期から5期までの長い空白期間や放送局の変更などが原因で広まりましたが、公式に打ち切りが発表されたわけではありません。
むしろ、次のような要素から今後も続編制作が期待できます:
- 原作漫画は連載中で人気を維持している(累計3,000万部超え)
- メディアミックス展開(舞台・グッズなど)が継続中
- マウンテンバイク編や3年生編など、アニメ化すべき魅力的なストーリーが原作に残っている
- 5期の放送が成功し、シリーズの継続性が証明された
これまでのアニメ「弱虫ペダル」の放送状況を振り返ると、確かに4期から5期までに異例の長い空白期間がありました。また、放送局の変更やスタッフの入れ替わりもあり、ファンの中には不安を感じる方も多かったでしょう。しかし5期が無事に放送されたことで、シリーズの継続性は証明されています。
5期で描かれた2年次インターハイ最終日は、坂道たちの成長と熱い戦いが見事に描かれており、多くのファンを感動させました。そしてその先には、3年次という最後の高校生活が待っています。この大切な物語が途中で終わることなく、完結まで描かれることを多くのファンが望んでいるのは間違いありません。
弱虫ペダルの世界はまだまだ続く可能性が高く、6期、7期とその先のアニメ化も十分期待できるでしょう。今後も「弱虫ペダル」の動向から目が離せません。公式発表に注目して、続報を待ちましょう。
※本記事は2025年5月時点での情報を基に作成しています。最新情報は公式サイトやSNSでご確認ください。時点での情報を基に作成しています。最新情報は公式サイトやSNSでご確認ください。