呪術廻戦 じょうご かわいい!漏瑚の魅力と知られざる強さを徹底解説

呪術廻戦 じょうご かわいい
  • URLをコピーしました!
ポイント
  • 漏瑚は「かわいい」と評される理由: 火山頭と一つ目という恐ろしい外見からは想像できない感情表現の豊かさや、真人に振り回される姿、「儂」などの独特の話し方がギャップを生み、ファンの心を掴んでいる。
  • 意外と強い特級呪霊: 五条悟や宿儺といった作中最強クラスとしか戦わなかったため弱く見えがちだが、実際は「両面宿儺の指8、9本分」の実力を持つ特級呪霊の中でもトップクラスの強者。
  • 感動を呼んだ最期のシーン: 宿儺との戦いで敗れたものの「誇れ、お前は強い」と認められ涙を流した漏瑚の最期は、敵でありながら多くのファンの心に深く刻まれた。

「100年後の荒野で笑うのは儂である必要は無い。呪いが人として立っていればそれでいい」

これは『呪術廻戦』に登場する特級呪霊・漏瑚(じょうご)の言葉です。火山のような頭部と一つ目が特徴的なこのキャラクターは、敵役でありながらも多くのファンから愛され、「かわいい」と評される異色の存在です。今回は、そんな漏瑚の魅力や強さ、声優、そして最後のシーンまでを徹底解説します。

参照:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

呪術廻戦 じょうご かわいい
目次

漏瑚の基本プロフィールと思想

漏瑚の基本プロフィールと思想

『呪術廻戦』世界において、漏瑚は人が大地を畏怖する感情から生まれた特級呪霊として登場します。単眼に火山のような頭部という特徴的な外見を持ち、その見た目からは想像できない深い思想と人間らしい感情を持っています。

キャラクター設定

漏瑚は等級が「特級呪霊」、発生源は「大地」で、呪具集めが趣味という設定があります。特に嫌いなものは人間、その中でも五条悟を特に敵視しています。声を担当するのは千葉繁さんで、この配役が漏瑚という複雑なキャラクターの魅力を一層引き立てています。

独特の思想

漏瑚の思想は非常に明確で独特です。彼によれば、人の持つ負の感情に偽りはなく、そこから生まれる「呪い」こそが「純粋な人間」であるという考えを持っています。嘘や建前で固められた人間は「偽物」であり、消えてしかるべき存在と考える彼の哲学は、敵キャラクターでありながら一種の純粋さを感じさせ、読者に複雑な感情を抱かせます。

「かわいい」と評される理由と魅力

「かわいい」と評される理由と魅力

敵キャラクターである漏瑚が多くのファンから「かわいい」と評される理由は、単なる外見だけではありません。その複雑な性格や独特の振る舞いが、ファンの心を掴んでいるのです。

独特の見た目とギャップの魅力

火山のような頭部と一つ目という一見恐ろしい外見にもかかわらず、漏瑚の表情や仕草には思わず微笑んでしまうような愛嬌があります。大きな一つ目で相手を見つめる姿や、頭の火山から時折煙を出す様子は、恐ろしさとかわいらしさが同居する独特の魅力を生み出しています。

この見た目と性格のギャップこそが、ファンの心を掴む大きな要因となっています。厳つい見た目からは想像できない意外な一面が垣間見えるとき、読者やアニメ視聴者はより漏瑚という人物に感情移入しやすくなるのです。

豊かな感情表現

漏瑚の魅力の一つは、彼の感情表現の豊かさにあります。興奮したりすると「ぽっぽー」と頭の火山が噴火する仕掛けは、彼の感情の高ぶりを視覚的に表現する効果的な演出となっています。特に五条悟から「君弱いじゃん」と言われたときの反応は印象的で、耳栓のようなものが取れて頭と両耳の両方から噴火して激高する姿は、敵キャラクターとしての威厳を保ちつつも、どこか憎めない魅力を醸し出しています。

また、真人という若いボスに振り回される姿も、漏瑚の意外な一面として人気を集めています。真人が温泉に飛び込んできて水飛沫をかけられたときや、渋谷事変で当初の計画を勝手に変更されたときなど、振り回されるたびに怒る漏瑚の姿は、多くのファンから「かわいい」と評されるポイントとなっています。

独特の話し方と声優の演技

漏瑚の魅力を語る上で欠かせないのが、彼の独特の話し方です。『儂(わし)』という一人称や『こわっぱ』などの古風な言葉遣いは、彼の人間世界に対する長い観察と経験を感じさせると同時に、どこか愛嬌のある印象を与えています。

千葉繁が演じる漏瑚の声の魅力

千葉繁が演じる漏瑚の声の魅力

漏瑚というキャラクターの魅力を大きく高めている要素の一つが、彼を演じる声優・千葉繁さんの存在です。千葉繁さんは数多くの作品で個性的なキャラクターを演じてきた大御所声優で、その豊かな表現力が漏瑚の複雑な感情や思想を見事に表現しています。

原作者の強い希望が実現したキャスティング

このキャスティングには、原作者である芥見下々先生の強い希望がありました。アニメ放送開始直前の公式Twitterでは、原作者自身が「漏瑚の声を千葉繁さんに」と希望していたことが明かされています。このリクエストが実現し、千葉繁さんが漏瑚役に抜擢されたことで、原作のイメージを忠実に再現しつつも、声優の演技によってさらに魅力が引き出されることとなりました。

ファンからも「芥見先生のリクエストで納得」「千葉さんの声が漏瑚にぴったり」といった好意的な反応が多く見られ、この配役が大成功だったことがうかがえます。

豊かな演技力が引き出す漏瑚の魅力

千葉繁さんは「ドラゴンボール」のピラフ役や「幽☆遊☆白書」の桑原和真役など、様々な人気作品で重要なキャラクターを演じてきました。「北斗の拳」では予告ナレーションや多くのザコキャラを担当し、特に「ひでぶ」と言う断末魔の叫びは多くのファンの記憶に残っています。

漏瑚役での千葉さんの演技は、このキャラクターの複雑な内面を見事に表現しています。無感情に人間を殺せる冷酷さと、自分たちが「純粋な人間」であるという信念、そして時折見せる感情的な一面まで、多面的な表現で漏瑚という呪霊に命を吹き込んでいます。

特に怒りや驚き、そして最後のシーンでの感動の涙など、強い感情を表現するシーンでの演技は圧巻で、漏瑚が単なる敵キャラクターを超えた存在として、視聴者の心に残るようになりました。敵役でありながら愛される存在へと昇華させた千葉繁さんの演技力は、声優の力がキャラクターの魅力をいかに高められるかを示す素晴らしい例と言えるでしょう。

意外と強い!漏瑚の術式と実力

意外と強い!漏瑚の術式と実力

漏瑚は作中で五条悟や宿儺といった最強クラスのキャラクターとしか戦わなかったため、一見すると「弱い」という印象を持たれがちです。しかし実際には、特級呪霊の中でもトップクラスの実力を持つ強力な存在です。その強さと術式の特徴を詳しく見ていきましょう。

炎の術式と強力な技

漏瑚の術式は炎と熱を操るもので、この術式により生み出される火力は一級術師すら瞬殺できるほどの威力を持っています。彼の手から放たれる炎は対抗手段を持たない相手を一瞬で焼き尽くし、広範囲に渡る攻撃を可能にします。

特に彼の使う技の中でも特徴的なのが「火礫蟲(かれきちゅう)」と「極ノ番『隕(いん)』」です。火礫蟲は虫型で羽のついた小さな呪霊を放ち、触れると大音量の奇声を発して次に大爆発を起こすという2段階の攻撃技で、相手に不意打ちのダメージを与えられます。また極ノ番「隕」は、その名の通り巨大隕石を叩きつける技で、広範囲に甚大なダメージを与えることができます。

領域展開「蓋棺鉄囲山」の脅威

漏瑚の真の脅威は、彼が領域展開「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」を使いこなせることにあります。この領域は活火山の火口部分のような灼熱の空間で、並の術師であれば領域内に入った時点で焼き切れてしまい、灰すら残らず蒸発してしまうほどの高温環境を作り出します。

領域展開は呪術師や呪霊の最高峰の技であり、これを使いこなせること自体が漏瑚の実力の高さを示しています。五条悟との戦いでは、残念ながら彼の「無量空処」に塗り替えられてしまいましたが、それは五条が特別強いからであって、漏瑚の領域自体が弱いわけではありません。

真の実力評価

夏油の評価によれば、漏瑚の実力は甘く見積もっても「両面宿儺の指8、9本分」に相当するとされています。これは驚くべき評価で、呪霊としての彼の強さが特別なものであることを示しています。また、五条悟との戦いでは敗北したものの、五条も内心では「この呪力総量は未登録の特級、今の宿儺(3本)より強い」と高く評価していました。

つまり漏瑚は、作中最強の呪術師・五条悟と呪霊の王・宿儺という絶対的強者としか戦わなかったために弱く見られがちですが、実際には特級呪霊として屈指の実力者だったのです。一般の呪術師が彼と対峙していたら、ほとんど勝ち目のない戦いになっていたことでしょう。

感動を呼んだ最期のシーン

感動を呼んだ最期のシーン

漏瑚の物語における最期のシーンは、多くの読者に深い感動を与えました。敵キャラクターでありながら、その死に様に心を打たれたファンは少なくありません。ここでは、漏瑚の最期とそれが感動を呼んだ理由を紐解いていきます。

渋谷事変と宿儺との決戦

呪術廻戦第14巻116話で描かれた漏瑚の死亡シーンは、物語の重要な転換点となる「渋谷事変」の中で起こりました。漏瑚は自分たちの目的である「呪霊が人間として君臨する世界」を実現するため、両面宿儺を味方に引き入れようと試みます。

この決断の背景には、既に仲間である花御や陀艮が戦いで散ったという状況があり、漏瑚は残された仲間のためにも宿儺の力が必要だと考えていました。そこで彼は大胆な作戦に出ます。虎杖悠仁に一度に多くの宿儺の指を食べさせ、一時的に肉体の主導権を宿儺に奪わせるという計画です。

そして漏瑚は宿儺と「一撃でも入れることができれば仲間になる」という約束を取り付け、決戦に臨みます。しかし、この戦いは最初から漏瑚にとって非常に不利なものでした。既に15本もの指を取り込んでいる宿儺の圧倒的な力の前に、漏瑚は苦戦を強いられます。

火炎の対決と敗北

興味深いことに、宿儺は漏瑚との戦いで「炎」同士の対決という、ある意味で公平な戦いを選びました。互いの術式による火力を直接ぶつけ合うという、力と力のぶつかり合いです。渋谷の街を破壊しながら繰り広げられたこの激しい戦いは、最終的に漏瑚の敗北で終わります。宿儺の放った炎の前に、漏瑚の身体は焼き尽くされてしまったのです。

しかし、この敗北の瞬間こそが、漏瑚というキャラクターが最も輝いた瞬間でもありました。

「誇れ、お前は強い」−−心に残る最期の言葉

漏瑚の死亡シーンが特に感動的だったのは、宿儺の言葉と漏瑚の反応にあります。死の間際、漏瑚は空白の世界で既に敗れ去った花御と陀艮の姿を見ます。そこで彼は自分たちの敗北を悟り、何も変えられなかった無力感を味わいながらも、仲間たちに「自分達が真の人間」であると告げ、互いの健闘を称えるのです。

この場面を見ていた宿儺は一度は「下らん」と言いますが、最後に漏瑚に向けて「誇れ、お前は強い」という言葉を贈ります。この言葉に漏瑚は自身でも理解できない涙を流します。

なんjでの人気と評価

なんjでの人気と評価

インターネット掲示板「なんJ」などでも漏瑚は人気キャラクターとして評価されています。

漏瑚はヘイト溜めなかったと評価されており、「愛嬌のある見た目」「お爺ちゃん枠」「なんか不憫な扱い」「ヘイト収集のプロ真人の存在」などがその要因として挙げられています。

特に「お前ボール」と呼ばれる、首だけになった漏瑚をサッカーボール代わりにして遊ぶシーンは、コミカルな要素として多くのファンに愛されました。

「ワイ「ああ五条と闘うんか絶対死んだわ」「生き延びたな…」「宿儺と闘うんか瞬殺やろ」」という予想に反して「漏瑚「俺は宿儺の指8、9本分か…!?」」「宿儺「お前は強い、誇って良いぞ」」という展開になり、「ワイ「意外と強かったなこいつ…」」という評価に変わっていった経緯も語られています。

まとめ:漏瑚の真の魅力とは

漏瑚の真の魅力とは

漏瑚は一見すると恐ろしい見た目と残忍な行動を取る敵キャラクターでありながら、多くのファンに愛される魅力的なキャラクターです。その理由は以下にまとめられます:

  1. 見た目とのギャップ: 火山頭と一つ目という恐ろしい外見にもかかわらず、表情や仕草に愛嬌があり、頭から「ぽっぽー」と噴火する姿は愛らしさを感じさせます。
  2. 実は強い: 五条悟や宿儺といった作中最強クラスのキャラクターとしか戦わなかったため弱く見えますが、実際は宿儺の指8〜9本分の実力を持つ強力な呪霊です。
  3. 情の深さ: 「100年後の荒野で笑うのは儂である必要は無い。呪いが人として立っていればそれでいい」という言葉に表れているように、自分の存在よりも「呪い」という存在そのものを重視する思想を持っています。
  4. 感動的な最期: 宿儺との戦いで敗れるものの、「誇れ、お前は強い」と認められ涙を流す姿は、多くの読者の心を打ちました。
  5. 声優の演技: 千葉繁さんの見事な演技が、漏瑚という複雑なキャラクターの魅力を最大限に引き出しています。

漏瑚は敵キャラクターでありながらも「かわいい」「かっこいい」「切ない」など多様な魅力を持つキャラクターです。『呪術廻戦』の世界において、漏瑚の存在は五条悟の強さを引き立てるだけでなく、物語に深みと感動を与える重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

彼の最期の言葉と宿儺からの評価は、敵味方を超えた「強さ」への敬意を表すシーンとして、多くのファンの記憶に残り続けることでしょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次