- コナン映画の犯人を1997年の第1作から2026年の第29作まで一覧で確認できます
- 犯人名だけでなく、事件を起こした動機や黒幕との関係までネタバレありで整理します
- 近年は犯人が1人とは限らず、実行役・黒幕・組織を分けて見ると理解しやすくなります
「昔見たコナン映画の犯人が思い出せない」「あの作品の黒幕は結局誰だった?」と、鑑賞後に気になることはありませんか。この記事ではコナン映画犯人を、1997年公開の『時計じかけの摩天楼』から2026年公開の『ハイウェイの堕天使』までまとめます。
歴代作品を公開順に並べ、犯人名と動機を一目で探せる一覧表を用意しました。後半では「単独犯」「複数犯」「黒の組織が絡む作品」の違いや、映画を見ながら犯人を推理するときのチェックポイントも解説します。
なお、ここから先は犯人の正体だけでなく、動機や終盤の仕掛けにも触れます。未鑑賞作品のネタバレを避けたい場合は、作品名を確認してから読み進めてください。

コナン映画の犯人一覧|歴代29作品を公開順に紹介
まず答えだけ確認したい人向けに、歴代劇場版の犯人を公開順でまとめます。劇場版『名探偵コナン』は1997年の第1作から続き、2026年の『ハイウェイの堕天使』で第29作です。
ただし、コナン映画では「殺人をした人物」「事件全体を仕組んだ黒幕」「別の目的で動く犯罪者」が一致しない作品があります。そのため、以下では物語の中心となる犯人・黒幕を優先して記載しています。
以下の一覧には、全29作品の犯人名がそのまま書かれています。これから初見で映画を見る作品がある場合は注意してください。
| 公開年・作品 | 主な犯人・黒幕 | 主な動機・目的 |
|---|---|---|
| 1997 時計じかけの摩天楼 | 森谷帝二 | 新一への挑戦、自作建築への強い美学 |
| 1998 14番目の標的 | 沢木公平 | 味覚を失う原因となった人々への復讐 |
| 1999 世紀末の魔術師 | 浦思青蘭 | ロマノフ王朝の財宝とラスプーチンへの執着 |
| 2000 瞳の中の暗殺者 | 風戸京介 | 過去の犯行を隠すための口封じ |
| 2001 天国へのカウントダウン | 如月峰水 | 富士山の景観を壊されたことへの怒り |
| 2002 ベイカー街の亡霊 | トマス・シンドラー | 自身の出生に関する秘密の隠蔽 |
| 2003 迷宮の十字路 | 西条大河 | 盗賊団の財宝と義経への執着 |
| 2004 銀翼の奇術師 | 酒井なつき | 女優への恨みと復讐 |
| 2005 水平線上の陰謀 | 日下ひろなり・秋吉美波子 | 過去の海難事故をめぐる復讐 |
| 2006 探偵たちの鎮魂歌 | 伊東末彦・清水麗子 | 犯罪の真相確認、強盗金をめぐる利害 |
| 2007 紺碧の棺 | 岩永城児 | 海賊の財宝を独占するため |
| 2008 戦慄の楽譜 | 譜和匠 | 息子の死に関わった人物への復讐 |
| 2009 漆黒の追跡者 | 本上和樹 | 妹の死に関係した人々への復讐 |
| 2010 天空の難破船 | 藤岡隆道ら | テロ騒ぎを利用した仏像盗難 |
| 2011 沈黙の15分 | 山尾渓介 | 過去に盗んだ宝石の回収 |
| 2012 11人目のストライカー | 中岡一雅 | 知人の死をめぐる誤解と復讐 |
| 2013 絶海の探偵 | 倉田正明ほか | 過去の事故の隠蔽と国家機密をめぐる事件 |
| 2014 異次元の狙撃手 | ケビン・ヨシノ | 恩人ティモシー・ハンターの復讐 |
| 2015 業火の向日葵 | 宮台なつみ | ゴッホ「ひまわり」へのゆがんだ信念 |
| 2016 純黒の悪夢 | 黒の組織 | 潜入者の情報入手と組織の秘密保持 |
| 2017 から紅の恋歌 | 阿知波研介 | 妻が関わった事件の秘密を守るため |
| 2018 ゼロの執行人 | 日下部誠 | 公安警察への怒りと復讐 |
| 2019 紺青の拳 | レオン・ローほか | 都市開発計画と個人的な復讐 |
| 2021 緋色の弾丸 | 白鳩舞子・井上治 | 過去の事件をめぐるFBIへの復讐 |
| 2022 ハロウィンの花嫁 | プラーミャ | 正体を追う者たちの排除と復讐 |
| 2023 黒鉄の魚影 | ピンガ | 黒の組織の任務と口封じ |
| 2024 100万ドルの五稜星 | 福城良衛 | 斧江家の宝をめぐる事情と息子を守るため |
| 2025 隻眼の残像 | 林篤信 | 恋人の死と司法制度への怒り |
| 2026 ハイウェイの堕天使 | 浅葱一華・大前一暁・龍里希莉子 | 復讐・研究目的など複数の思惑が交錯 |
2026年の公式サイトと東宝の公開情報でも、『ハイウェイの堕天使』は劇場版第29作として案内されています。最新作の作品情報は劇場版『名探偵コナン』公式サイトで確認できます。
一覧を見ると、初期は「1人の犯人が個人的な恨みや執着から大事件を起こす」形が多めです。一方、近年は公安、FBI、黒の組織などが同時に動き、犯人を1人だけ挙げると説明しきれない作品も増えています。
初期コナン映画の犯人と動機|1997〜2005年
初期作品は、犯人の個性と動機が物語の中心に置かれています。「なぜここまで大掛かりな事件を起こしたのか」という犯人の価値観そのものが、映画の印象につながりやすい時期です。
初期作は容疑者を絞っていく本格ミステリー色が比較的強く、犯人の職業や得意分野がトリックに結び付く作品が目立ちます。
時計じかけの摩天楼の犯人は森谷帝二
第1作『時計じかけの摩天楼』の犯人は建築家の森谷帝二です。左右対称、つまりシンメトリーを強く愛する人物で、その異常なまでの美意識が事件につながっています。
単なる金銭目的ではなく「自分の美学に反するものを許せない」という性格が犯行の根にあります。第1作から、犯人の職業と事件の仕掛けを結び付けるコナン映画らしい作りがはっきり出ています。
14番目の標的の犯人は沢木公平
『14番目の標的』では、ソムリエの沢木公平が中心人物です。味覚を失ったことで人生の土台を崩され、その原因になったと考えた人物へ復讐していきます。
数字と名前を結び付けて被害者が狙われるため、観客側も「次は誰か」を追いやすい構造です。一方で、本当の標的とカモフラージュが混ざっており、単純な連続殺人にはなっていません。
世紀末の魔術師から水平線上の陰謀までの犯人
『世紀末の魔術師』の浦思青蘭は、ロマノフ王朝とラスプーチンへの強い執着を持つ人物です。狙撃の特徴が犯人を特定する手掛かりになり、怪盗キッドの物語と殺人事件が並行します。
『瞳の中の暗殺者』の風戸京介は、過去の罪を隠すために殺人を重ねます。蘭の記憶喪失と警察内部の人間関係が加わるため、犯人捜しの緊張感が特に強い作品です。
『天国へのカウントダウン』の如月峰水は、ツインタワービルによって富士山の景観が分断されたことに強い怒りを抱きます。ただし同作では黒の組織も別目的で動くため、すべての事件を如月だけの犯行と考えると整理できません。
『ベイカー街の亡霊』ではトマス・シンドラーの秘密が現実世界の殺人事件につながります。仮想空間「コクーン」内の危機を生み出す人工知能ノアズ・アークもいるため、「現実の殺人犯」と「ゲームを支配する存在」を分けて見る必要があります。
『迷宮の十字路』は西条大河、『銀翼の奇術師』は酒井なつきが犯人です。そして『水平線上の陰謀』では日下ひろなりと秋吉美波子という複数の人物がそれぞれ事件に関わり、ここから劇場版の犯人構造が少し複雑になっていきます。
- 森谷帝二:建築への美学が犯行につながる
- 沢木公平:失った職業人生への恨みが軸
- 風戸京介:自分の過去の犯罪を隠すために行動
- 如月峰水:景観への執着という独特な動機
コナン映画の歴代犯人|2006〜2015年は復讐型が多い
2006年から2015年を見ると、過去の事件や家族・仲間の死をきっかけにした「復讐型」の犯人が目立ちます。ただし、宝探しや国家機密、テロを装った窃盗など、目的そのものはかなり幅があります。
探偵たちの鎮魂歌・紺碧の棺・戦慄の楽譜の犯人
『探偵たちの鎮魂歌』では伊東末彦がコナンたちに事件の再調査を迫ります。しかし、事件の奥には清水麗子の行動もあり、誰が何のために動いたかを分けて理解する必要があります。
『紺碧の棺』の岩永城児は、海賊アン・ボニーとメアリー・リードにまつわる財宝を狙います。殺人そのものより宝探しと裏切りが大きな軸になっているため、冒険映画に近い感覚で進む作品です。
『戦慄の楽譜』の譜和匠は、息子の死への復讐を実行します。音楽ホールを舞台にした作品らしく、音、絶対音感、楽器などが謎解きに組み込まれています。
漆黒の追跡者から11人目のストライカーまで
『漆黒の追跡者』の連続殺人事件では、本上和樹が妹の死に関係した人物への復讐を進めます。同時に黒の組織が動いており、コナンの正体に迫るアイリッシュとの対決が映画全体の緊張感を高めています。
『天空の難破船』はテロ組織「赤いシャムネコ」の脅威が前面に出ますが、事件の裏には国宝級の仏像を盗む狙いがあります。派手なテロを本当の目的から目をそらすために使う点が特徴です。
『沈黙の15分』の山尾渓介は、過去に盗んだ宝石を回収するために大規模な事件を引き起こします。『11人目のストライカー』の中岡一雅は、知人の死をめぐる怒りをサッカー関係者へ向けました。
絶海の探偵・異次元の狙撃手・業火の向日葵の犯人
『絶海の探偵』は自衛隊のイージス艦と外国スパイが絡むため、通常の殺人ミステリーより登場勢力が多い作品です。殺人事件と国家機密を狙うスパイ事件は分けて考えると整理しやすくなります。
『異次元の狙撃手』ではケビン・ヨシノが、元米海軍特殊部隊のティモシー・ハンターを支える形で復讐計画に関与します。「狙撃している人物」と「計画の中心人物」がどう結び付くかが謎の核心です。
『業火の向日葵』の宮台なつみは、ゴッホの「ひまわり」に対する強い思い込みから危険な行動へ進みます。芸術への執着が事件の規模と釣り合わないように見えるため、歴代でも動機が話題になりやすい犯人です。
| 動機タイプ | 代表的な犯人 | 特徴 |
|---|---|---|
| 復讐型 | 譜和匠・本上和樹・中岡一雅 | 過去の死や事件をきっかけに行動 |
| 隠蔽型 | 風戸京介・トマス・シンドラー | 秘密や過去の罪を守ろうとする |
| 金銭・財宝型 | 岩永城児・山尾渓介 | 宝や盗品を手に入れることが目的 |
| 信念・執着型 | 森谷帝二・如月峰水・宮台なつみ | 美学や芸術への価値観が暴走する |
近年のコナン映画犯人|2016〜2024年は組織・公安も絡む
2016年以降は、個人の殺人事件だけでなく黒の組織、公安警察、FBIなどの対立が物語の中心に入る作品が増えます。そのため「この映画の犯人は誰?」という質問に、1人の名前だけで答えるのが難しい場合があります。
近年作を見るときは「殺人犯」「事件を計画した人物」「敵対組織」の3つを別々に整理すると、ストーリーを理解しやすくなります。
純黒の悪夢は一般的な犯人当て映画ではない
『純黒の悪夢』は、黒の組織と公安・FBIの衝突が軸です。キュラソーは黒の組織の一員として登場しますが、最後まで単純な「悪役」として描かれるわけではありません。
そのため、歴代犯人一覧でキュラソーだけを犯人として扱うと、本編の印象とずれます。「黒の組織が敵側にいる作品」と考える方が正確です。
から紅の恋歌・ゼロの執行人の犯人
『から紅の恋歌』の阿知波研介は、妻が過去に起こした事件の秘密を守ろうとします。百人一首を使った競技かるたと平次・和葉の恋愛が目立ちますが、事件の土台には夫婦の過去があります。
『ゼロの執行人』では、東京地検公安部の検事・日下部誠が事件を引き起こします。公安警察に対する恨みを抱いており、IoT機器を使った大規模な攻撃まで発展します。
紺青の拳・緋色の弾丸は複数犯で見ると分かりやすい
『紺青の拳』はレオン・ローの計画に加え、リシ・ラマナサンが別の復讐心を抱いて動きます。怪盗キッド、京極真、海賊まで加わるため、歴代でも事件関係者が多い作品です。
『緋色の弾丸』では白鳩舞子と井上治が事件に関与します。2人は過去のWSG関連事件で父を失った側におり、FBIに対する怒りが犯行の背景になっています。
ハロウィンの花嫁の犯人はプラーミャ
『ハロウィンの花嫁』の犯人は、国際的な爆弾犯プラーミャです。正体はクリスティーヌ・リシャールで、降谷零たち警察学校組との過去が現在の事件へつながります。
プラーミャは異なる液体を混ぜて爆発させる特殊な爆弾を使います。序盤から降谷零に爆弾付きの首輪を装着するため、「犯人は誰か」だけでなく「正体をどう見破るか」が見どころです。
黒鉄の魚影の犯人はピンガ
『黒鉄の魚影』でパシフィック・ブイ内部の殺人に関わる犯人は、黒の組織のピンガです。ピンガはグレースに変装して施設へ入り込み、組織の目的を果たすために暗躍します。
この作品も「ピンガだけが敵」というわけではありません。ジン、ウォッカ、ベルモットなど黒の組織のメンバーが同時に動き、灰原哀の正体に迫ります。
100万ドルの五稜星の犯人は福城良衛
2024年の『100万ドルの五稜星』で久垣澄人を殺害した犯人は福城良衛です。剣道の腕前を持ち、謎の覆面剣士としても事件の中で動いていました。
一方で、宝を狙うブライアン・D・カドクラなど別の危険人物も登場します。つまり「殺人犯=映画に登場する唯一の悪役」ではありません。福城は斧江家の宝を探す事情を抱え、息子の聖を危険から遠ざけようともしていました。
2024年作品の基本情報は『100万ドルの五稜星』公式サイトでも確認できます。
2025・2026年コナン映画の犯人|最新作までネタバレ解説
最新作まで追うなら、2025年『隻眼の残像』と2026年『ハイウェイの堕天使』は特に整理しておきたい2作品です。どちらも「目の前の実行犯だけ見れば終わり」という単純な構造ではありません。
隻眼の残像の犯人は林篤信
2025年公開『隻眼の残像』で事件の中心にいる犯人は林篤信です。林には真希という恋人がおり、彼女が強盗事件の被害を受けた後に亡くなったことが、林の人生を大きく変えます。
その後、強盗事件の犯人に対する司法上の扱いに納得できず、林の怒りは制度そのものへ向かいます。大和敢助の過去の雪崩事故や国立天文台野辺山の施設など、複数の出来事が現在の事件へつながる構成です。
単に「恋人の復讐」と覚えるより、司法制度への不満まで膨らんでいった人物と捉える方が動機を理解しやすくなります。
ハイウェイの堕天使の犯人は3人で整理する
2026年『ハイウェイの堕天使』は、「犯人は誰?」に1人の名前だけで答えると分かりにくい作品です。大きく分けると、浅葱一華、大前一暁、龍里希莉子の3人がそれぞれ異なる目的で事件に関わります。
黒いバイク「ルシファー」を操っていた人物として重要なのが浅葱一華です。その背後では大前一暁が別の目的を持って動き、さらに龍里希莉子の思惑が事件全体に重なっています。
つまり、ルシファーの正体が分かった時点でも謎は終わりません。「誰が実行したか」「誰が利用したか」「事件全体の裏に誰がいたか」を分けて見る必要があります。
公式のストーリー紹介でも、黒いバイクと萩原千速の追跡を軸に「犯人の正体と目的」が謎として提示されています。2026年4月10日に公開された第29作で、舞台は横浜です。
| 人物 | 立ち位置 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 浅葱一華 | ルシファーに関係する実行側 | 過去の事故と復讐心 |
| 大前一暁 | 浅葱を利用する側 | 研究・データに関する目的 |
| 龍里希莉子 | 事件のさらに奥にいる人物 | 計画全体との関係 |
この3層を分けておけば、「浅葱が犯人なのに、なぜ大前や龍里も黒幕と言われるの?」という混乱を避けられます。2026年作は、歴代でも特に犯人の役割分担を意識して見る作品です。
コナン映画で犯人が複数いる作品|黒幕・実行犯を分けよう
歴代犯人一覧を見ていると、サイトによって犯人名が違う作品があります。これは単純な間違いとは限りません。コナン映画には複数の犯罪が並行して発生し、それぞれ別の人物が関与する作品があるためです。
「犯人一覧を2つ見たら名前が違った」という場合は、殺人犯・事件の計画者・組織側の敵役のどれを指しているのか確認してみてください。
水平線上の陰謀は2つの犯行が重なる
分かりやすい例が『水平線上の陰謀』です。日下ひろなりが犯人と思わせる流れがありながら、秋吉美波子による別の犯行も存在します。
毛利小五郎が秋吉へ疑いを向ける展開も大きな見どころです。普段はコナンが真相へたどり着くことが多い劇場版の中で、小五郎の刑事時代の勘が印象に残ります。
黒の組織映画は「犯人」より敵対勢力で考える
『純黒の悪夢』や『黒鉄の魚影』では、黒の組織そのものが大きな脅威になります。しかし組織のメンバー全員が同じ犯罪をしているわけではありません。
『黒鉄の魚影』なら施設内の事件ではピンガが重要ですが、灰原を狙う計画にはジンたちも関与します。映画の「犯人」を知りたいのか、「コナンたちの敵」を知りたいのかで答えが変わります。
コナン映画の犯人を整理する3ステップ
まず、作中で発生した殺人や爆破を直接実行した人物を確認します。一般的な「犯人」はこの人物を指すことが多いです。
実行役に指示した人物や、別の目的で犯人を利用していた人物がいないか整理します。
窃盗、スパイ活動、誘拐などが同時進行している場合は、殺人事件とは別の事件として人物を整理します。
独自比較|コナン映画犯人を「推理しやすさ」と動機で分類
犯人名を暗記するだけでは、作品ごとの違いは見えにくいものです。ここでは歴代作品を「犯人構造」と「推理するときの難しさ」という2つの軸から整理します。
推理しやすいのは単独犯タイプ
『時計じかけの摩天楼』『14番目の標的』『瞳の中の暗殺者』などは、比較的「1人の犯人へ手掛かりが集まる」タイプです。職業、過去、犯行方法の3点を追えば、観客もコナンと一緒に推理できます。
特に初期作品は、犯人が持つ専門知識をトリックに使うケースが多めです。建築家なら建物、医師なら人体や医療知識というように、職業そのものがヒントになることがあります。
推理が難しいのは複数犯・別目的タイプ
『水平線上の陰謀』『探偵たちの鎮魂歌』『紺青の拳』『ハイウェイの堕天使』は、複数の人物が違う目的で動きます。そのため「怪しい人を1人選ぶ」という見方では外しやすくなります。
こうした作品では、犯行ごとに「誰が得をするか」を考える方が有効です。同じ船や施設で起きた事件でも、すべて同じ人物の犯行とは限りません。
歴代犯人の動機は復讐だけではない
コナン映画の犯人というと「復讐」が多い印象を持たれがちですが、実際には美学、財宝、秘密の隠蔽、組織の任務など幅広い動機があります。
本記事の主動機分類では復讐・恨み型が最も多くなりました。ただし近年は複数の人物が別々の目的で動く「複合型」が増えており、単純な動機ランキングだけでは作品を説明しにくくなっています。
出典:劇場版『名探偵コナン』各作品情報および本記事の歴代犯人一覧を基に分類。1作品につき物語の中心となる主動機を1区分として集計。
初見で推理を楽しみたいなら「職業」「過去の事件」「誰が得をするか」の3点を見ると、犯人候補を絞りやすくなります。
コナン映画犯人一覧のまとめ|最新作は複数犯まで整理すると分かりやすい
コナン映画の犯人は、第1作『時計じかけの摩天楼』の森谷帝二から始まり、2026年の第29作『ハイウェイの堕天使』まで個性の強い人物が登場してきました。
初期は犯人1人の美学や復讐心を中心にした作品が多く、近年は黒の組織、公安、FBI、複数の黒幕が同時に動く物語が増えています。そのため最新作ほど「犯人名」だけでなく、その人物が事件で担った役割を見ることが大切です。
もう一度見返すときは、犯人が初登場した場面や何気ない発言にも注目してみてください。正体を知った状態で見ると、初見では気付かなかった伏線や行動の意味がかなり見つかります。

